Chipscat Studio(薯條貓影音工作室)は、2018年設立の台湾の動画編集・ポストプロダクションスタジオです。撮影は行わず、編集とポストプロダクションを専門としています。台湾向け動画ローカライズでは、日本の企業・ブランド、自治体や観光関連の団体、クリエイターの方がお持ちの動画に、台湾で使われている繁体字の字幕やテロップを入れ、必要に応じて台湾向けの短尺版や縦型版に再編集します。
このページでは、台湾向けの動画を作る前に知っておきたい繁体字と簡体字の違い、既存の日本語動画に中国語字幕を入れる方法、台湾向けの再編集、SRTファイルと焼き付け字幕の違い、ご用意いただくものをまとめました。台湾進出に向けた商品紹介動画や会社紹介動画、台湾向けのプロモーション動画の準備にお役立てください。
お問い合わせは日本語で大丈夫です。返信は中国語(繁体字)または英語になります。
台湾の中国語字幕は繁体字:簡体字との違い
中国語の文字には、繁体字と簡体字の2種類があります。台湾で使われているのは繁体字で、中国大陸では簡体字が使われています。同じ「中国語字幕」でも、台湾向けの動画に簡体字の字幕を付けると、台湾の視聴者には中国大陸向けに作られた動画という印象を与えてしまいます。
違うのは文字の形だけではありません。よく使われる語彙や言い回しも異なるため、簡体字の字幕を繁体字に機械的に変換しただけでは、台湾ではあまり使われない言葉が残ってしまいます。たとえば、次のような違いがあります。
- 動画:台湾では「影片」、中国大陸では「视频」
- ソフトウェア:台湾では「軟體」、中国大陸では「软件」
- インターネット:台湾では「網路」、中国大陸では「网络」
- 情報:台湾では「資訊」、中国大陸では「信息」
また、日本語の漢字(新字体)と繁体字では、形の違う字も多くあります。たとえば「会」は繁体字では「會」、「広」は「廣」と書き、「台湾」も台湾では「台灣」または「臺灣」と表記します。日本語用のフォントで中国語のテロップを作ると、日本の字形が混ざったり、一部の文字が表示されなかったりすることがあるため、繁体字に対応したフォントを使う必要があります。
対応している作業
既存の日本語動画に、繁体字の中国語字幕・テロップを入れる
お手元の日本語の動画に、繁体字の字幕やテロップを加えます。目的に合わせて、次のような入れ方があります。
- 字幕:日本語の音声はそのままに、画面下部に繁体字の字幕を入れます。
- テロップの差し替え:画面上の日本語のテロップを、繁体字のテロップに置き換えます。
- 日本語との併記:日本語のテロップを残したまま、繁体字を並べて表示します。日本らしい雰囲気を残したい観光や商品の動画に向いています。
日本語のテロップが映像に焼き付いている場合は、テロップの入っていない素材(クリーン版)や編集データがあると、繁体字のテロップに差し替えやすくなります。どちらもない場合の進め方は、映像を確認してご案内します。
台湾向けに再編集する(短尺版・縦型版)
台湾ではInstagramのリールやYouTubeショートが広く使われています。日本向けの本編をそのまま使うだけでなく、15〜60秒の短尺版や9:16の縦型版に再編集しておくと、SNSで使いやすくなります。縦型の編集についてはショート動画編集もご覧ください。
日本国内向けに作った動画は、日本の地名や季節の行事など、日本の視聴者なら説明なしで通じることを前提にしている場合があります。台湾向けの版では、地名に地図を添える、前置きの長い部分を短くするなど、台湾の視聴者にわかりやすい構成を考えます。
画面内の文字を、台湾の視聴者向けに確認する
字幕だけでなく、映像に映る文字にも目を配ります。編集の際には、次のような点を確認します。
- 繁体字の中に、日本の字形や簡体字が混ざっていないか
- 台湾ではあまり使われない言い回しが残っていないか
- 1行の文字数が多すぎないか(中国語は漢字だけが続くため、詰め込むと読みにくくなります)
- 字幕の区切り方(台湾の字幕では、句読点を省いてスペースで区切る書き方がよく使われます)
あわせて、日本の電話番号、日本国内限定のキャンペーン、日本語のページにつながるQRコードなど、日本国内向けの情報が画面に残っていないかを、お客様の側でもご確認ください。差し替える場合は、台湾向けの情報をお知らせください。
納品形式:SRTファイルと焼き付け字幕
- SRTファイル:字幕を映像とは別のテキストファイルで納品します。YouTubeにアップロードすれば、視聴者が字幕の表示・非表示や言語を切り替えられるため、1本の動画で日本語と繁体字の字幕を両方用意できます。
- 焼き付け字幕:字幕を映像に直接書き込んで書き出します。SNS広告やリール動画、展示会での上映など、字幕ファイルを読み込めない場面や、音声オフで再生されることが多い場面に向いています。
両方の形式で納品することもできます。公開する場所ごとに、必要な形式をお知らせください。字幕の制作全般については字幕制作の依頼で詳しく説明しています。
翻訳と原稿について
字幕のもとになる原稿として、日本語または英語の原稿(台本、ナレーション原稿、テロップの文言の一覧など)をできるだけご用意ください。音声を聞き取って文字に起こす手間が減り、固有名詞の間違いも防げます。
翻訳が必要な場合は、内容を確認してご案内します。台湾の販売代理店やパートナー企業が用意した繁体字の訳文がある場合は、その訳文をもとに字幕やテロップを制作します。商品名、社名、地名などで、台湾ですでに使っている中国語の表記がある場合は、一覧にしてお送りください。
なお、台本やナレーション原稿の作成は承っていません。また、台湾で広告として配信する場合に、表現が現地のルールに沿っているかどうかは、お客様または台湾のパートナー企業でご確認ください。当スタジオは法律の助言は行っていません。
ご用意いただくもの
- 元の動画(できるだけ画質の高い書き出し、または編集データ)
- テロップの入っていないクリーン版(テロップを差し替える場合)
- 日本語または英語の原稿
- 繁体字の訳文や、中国語表記の一覧(お持ちの場合)
- ロゴデータと、ブランドで指定しているフォントや色(指定の日本語フォントが繁体字に対応していない場合は、代わりのフォントをご相談します)
- 公開する場所と必要な版の一覧(例:YouTube向け16:9の本編、Instagram向け9:16の30秒版)
- 公開予定日
素材はGoogle ドライブなどのクラウドストレージで共有していただきます。整理のしかたは素材の送り方をご覧ください。
ご相談いただける動画の例
- 台湾進出に向けた商品紹介動画や会社紹介動画(会社紹介動画・企業VP)
- 台湾の展示会やイベントで上映する動画
- 台湾からの旅行者に向けた観光のプロモーション動画
- 台湾向けのSNS広告動画(広告動画の制作・編集)
- 台湾の視聴者にも見てもらいたいYouTubeチャンネルの動画
字幕や再編集は、動画の内容を台湾の視聴者に伝わる形にするための作業です。再生数や売上などの成果は保証できません。
ご依頼の流れ
- ご依頼フォーム・LINE・メールでご連絡:動画の内容と長さ、公開する場所、必要な版、公開予定日をお知らせください。ご依頼フォームは中国語表示ですが、日本語や英語でご記入いただけます。はじめてのご連絡には、LINEが手軽です。
- 対応可否のご連絡とお見積り:48時間以内に対応できるかどうかをお知らせし、対応可能な場合はお見積書をお送りします。ご検討のうえ、ご依頼いただくかどうかお決めください。
- 制作開始:ご依頼の確定後に制作を始めます。お支払い方法は、お見積りの際にご案内します。
- 初稿の確認:初稿のあと、軽微な修正を1回無料で承ります(範囲はお見積書に記載のとおり)。
- 納品:SRTファイルや字幕入りの動画など、ご指定の形式で書き出し、オンラインでお渡しします。
お見積りは、動画の長さ、字幕・テロップの量、再編集する版の数、翻訳の有無、納期によって変わります。やり取りはすべてオンラインで行います。台湾と日本の時差は1時間で、日本時間の午前10時が台湾時間の午前9時です。詳しくはご依頼の流れをご覧ください。
制作例
字幕・テロップの制作例は、英語ページでご覧いただけます。
字幕・テロップの制作例(英語ページ)お客様の声(英語ページ)
ご依頼フォーム
48時間以内にご連絡します
動画の用途、長さ、納期、お手元の素材などを1分ほどでご記入ください。フォームは中国語表示ですが、日本語や英語でご記入いただいて大丈夫です。メールやLINEでのご相談も受け付けています。48時間以内に対応できるかどうかをお知らせし、対応可能な場合はお見積書をお送りします。返信は中国語(繁体字)または英語になります。
よくある質問
日本語で問い合わせても大丈夫ですか?
お問い合わせは日本語で大丈夫です。返信は中国語(繁体字)または英語になります。ご依頼フォームは中国語表示ですが、日本語や英語でご記入いただけます。LINEやメールでのご相談も受け付けています。なお、台湾と日本の時差は1時間で、台湾のほうが1時間遅れています。
日本語の動画を中国語に翻訳してもらえますか?
翻訳が必要な場合は、内容を確認してご案内します。日本語または英語の原稿があれば、あわせてお送りください。台湾のパートナー企業などが用意した繁体字の訳文をお持ちの場合は、その訳文をもとに字幕を制作します。
簡体字の字幕がすでにあります。台湾向けにそのまま使えますか?
簡体字を繁体字に変換するだけでは、語彙や言い回しの違いが残ります。台湾の視聴者向けにどこまで見直しが必要かは、字幕の内容を確認してご案内します。
字幕はSRTファイルと焼き付けのどちらがよいですか?
公開する場所によって決めます。YouTubeのように字幕ファイルを読み込めて、視聴者が言語を切り替えられる場所ではSRTファイル、SNS広告やリール動画、展示会での上映のように音声オフや字幕ファイルなしで再生される場所では焼き付け字幕が向いています。両方の形式で納品することもできます。
台湾での撮影もお願いできますか?
撮影は承っておりません。編集・ポストプロダクションを専門としています。撮影は御社のスタッフや撮影会社の方にお願いし、撮影データをお送りください。

