Chipscat Studio(薯條貓影音工作室)は、2018年設立の台湾の動画編集・ポストプロダクションスタジオです。撮影は行わず、編集とポストプロダクションを専門としています。広告動画の制作では、撮影済みの素材や商品写真をもとに、カット編集、カラーグレーディング、テロップ、BGMと音声の調整を行います。そのうえで、動画広告の配信先に合わせて、6秒・15秒・30秒の版や縦型・正方形の版を書き出します。
1本の広告動画は、YouTubeのインストリーム広告、SNSのフィードやストーリーズ、自社サイト、店頭やデジタルサイネージなど、さまざまな場所で流れます。配信面ごとに長さと比率が異なり、視聴者は最初の数秒で見続けるかどうかを決めます。このページでは、短尺版の作り方、写真や既存の素材から広告動画を作る方法、編集で行う作業、ご依頼の範囲をまとめました。
制作している広告動画の種類
- 商品広告:伝えるポイントを1つに絞り、商品の魅力が伝わるカットを冒頭に置きます。
- ブランド広告:ブランドの姿勢や価値観を伝える広告です。長めの版や自社サイトでの掲載に向いています。会社紹介動画・企業VPもあわせてご覧ください。
- テック製品の発売告知:ソフトウェアやハードウェアなど、技術系の商品の広告や、新製品の発表会で流す映像です。画面収録や3D CGなどの素材に、モーショングラフィックスを組み合わせて見せます。
- 不動産の広告:物件のイメージ映像、配信用の短尺版、大型ビジョン用の版などです。
- イベントの告知:発表会、セミナー、展示会の集客に使う告知動画です。
- クラウドファンディング動画:プロジェクトページの冒頭に置く紹介動画です。
1本のマスターから、6秒・15秒・30秒の広告を作る
広告の配信では、本編に加えて6秒・15秒・30秒の版が必要になり、さらにそれぞれ横型・縦型・正方形を求められることがよくあります。短尺版は、長い版の冒頭を切り出したものではありません。同じ素材を使い、短い時間で伝わるように組み立て直したものです。
| 長さ | 主な配信先 | 編集のポイント |
|---|---|---|
| 6秒 | YouTubeのバンパー広告、認知拡大やリマーケティングを目的とした配信 | 伝えることは1つだけ。商品とブランド名を早めに見せる |
| 15秒 | SNSのフィードやストーリーズ、インストリーム広告 | 目を止めるカット、商品、ブランド名の3段で構成する |
| 30秒 | インストリーム広告、自社サイト、店頭のモニター | 使用シーンや特長を2〜3点に絞って見せる |
| 本編(60秒以上) | 自社サイト、商品ページ、発表会 | ブランドの背景や商品の詳しい説明まで含める |
短い版ほど、印象の強いカットを先頭に置き、ブランド名を早く出し、テロップの文字は少なく大きくするのが基本です。比率を変えるときは、横型を縦型にトリミングするだけでは足りません。カットごとに構図を見直し、テロップやロゴがアプリのボタンや説明文に隠れない位置に配置します。必要な版の一覧を最初にいただければ、構図と文字の位置をまとめて計画できるため、後から追加するよりも効率よく進められます。縦型の動画についてはショート動画編集もご覧ください。
写真や既存の素材から作る広告動画
新しく撮影しなくても、商品写真、デザインデータ、3D CG、既存の動画や過去の広告素材があれば、写真にカメラワークを付け、モーショングラフィックスと組み合わせて広告動画に編集できることがあります。どこまでできるかは、素材を拝見してから判断します。撮影が必要な場合は、御社のスタッフや撮影会社の方にお願いし、撮影データをお送りください。
同じ広告で冒頭のカットやキャッチコピーを変えた版を複数作り、配信しながら反応を比べる方法もあります。版ごとに差し替えるキャッチコピーなどの文言は、御社でご用意ください。
広告動画の編集で行う作業
- 冒頭とテンポ:スクロールする手を止めてもらうきっかけを最初の3秒に置き、音楽や動きに合わせてカットをつなぎます。
- カラーグレーディング:商品の色を実物に近づけ、全体の質感をそろえます。
- テロップ・モーショングラフィックス:音声オフで再生されても内容が伝わるように、スマートフォンの画面でも読みやすい大きさで入れます。
- 音声:ナレーション音声(ご用意いただいた場合)、BGM、効果音のバランスを整えます。BGMは広告での使用が許諾されている音源を使います。
- 書き出し:配信プラットフォームや広告代理店の入稿規定に合わせた形式で書き出します。
ご依頼の前に用意しておきたいもの
- 配信先と必要な版の一覧(例:YouTube向け16:9の15秒、Instagram向け9:16の15秒、自社サイト用の本編)
- 撮影済みの素材、商品写真、ロゴデータ、ブランドカラーの指定
- 画面に入れる文言(キャッチコピー、商品名、注意書きなど)
- ナレーションを入れる場合は、その音声ファイル
- 配信開始日と、媒体や広告代理店の入稿規定
素材はGoogle ドライブなどのクラウドストレージで共有していただきます。詳しくは素材の送り方をご覧ください。
対応範囲について
次の内容は対応範囲外となりますので、ご依頼の前にご確認ください。
- 撮影:撮影は承っておりません。編集・ポストプロダクションを専門としています。撮影は御社のスタッフや撮影会社の方にお願いし、撮影データをお送りください。
- 広告の配信設定・運用代行:広告アカウントの設定、出稿、媒体の買い付けは行っていません。
- 広告の成果:成果は保証できません。動画は成果を左右する要素の1つですが、リーチやコンバージョンは、商品、ターゲット、配信設定などにも左右されます。
- 広告表現の確認:動画内の表現、数字、必要な表示が法令や媒体の規定に沿っているかどうかは、御社でご確認ください。たとえば日本で配信する広告では、薬機法や景品表示法などが関わる場合があります。当スタジオは法律に関する助言は行っていません。
- 台本・コピーの作成:台本、ナレーション原稿、キャッチコピーの作成は承っていません。ご用意いただいた文言を、テロップやモーショングラフィックスにします。
ご依頼の流れとお見積り
- ご依頼フォーム・LINE・メールでご連絡:商品、配信先、必要な版、公開日をお知らせください。お問い合わせは日本語で大丈夫です。返信は中国語(繁体字)または英語になります。
- 対応可否のご連絡とお見積り:48時間以内に対応できるかどうかをお知らせし、対応可能な場合はお見積書をお送りします。ご検討のうえ、ご依頼いただくかどうかお決めください。
- 制作開始:ご依頼の確定後に制作を始めます。お支払い方法は、お見積りの際にご案内します。
- 初稿の確認:初稿のあと、軽微な修正を1回無料で承ります(範囲はお見積書に記載のとおり)。
- 納品:すべての版を書き出し、オンラインでお渡しします。
お見積りは、ご依頼の内容ごとに作成しています。主に、版の数、素材の状況、モーショングラフィックスやテロップの量、納期によって変わります。やり取りはすべてオンラインで行います。台湾と日本の時差は1時間で、日本時間の午前10時が台湾時間の午前9時です。詳しくはご依頼の流れをご覧ください。
制作例
ご依頼フォーム
48時間以内にご連絡します
動画の用途、長さ、納期、お手元の素材などを1分ほどでご記入ください。フォームは中国語表示ですが、日本語や英語でご記入いただいて大丈夫です。メールやLINEでのご相談も受け付けています。48時間以内に対応できるかどうかをお知らせし、対応可能な場合はお見積書をお送りします。返信は中国語(繁体字)または英語になります。
よくある質問
広告動画は撮影しないと作れませんか?
新しく撮影しなくても、商品写真、デザインデータ、3D CG、既存の動画などを組み合わせて広告動画に編集できる場合があります。どこまでできるかは、素材を拝見してから判断します。なお、撮影は承っておりません。編集・ポストプロダクションを専門としています。撮影は御社のスタッフや撮影会社の方にお願いし、撮影データをお送りください。
複数の媒体に配信する場合、版はいくつ必要ですか?
メディアプランによって変わります。よくあるのは、本編に15秒と30秒の版を加え、それぞれ横型と縦型を用意する組み合わせです。お問い合わせの際に必要な版の一覧を添えていただければ、版の数をもとにお見積りを作成します。
他社が編集したマスターから、短尺版だけ作ってもらえますか?
ご相談いただけます。元の撮影素材か、少なくともテロップやロゴの入っていないクリーン版をご用意ください。あわせて、元のBGMの音声ファイルもお送りください。
ヒット曲をBGMに使えますか?
広告として配信する動画で楽曲を使うには、広告での使用を認める許諾が必要です。ヒット曲は許諾を得るのが難しいことが多いため、通常は広告での使用が許諾されている音源を使います。
広告の成果は保証されますか?
成果は保証できません。動画の質は成果を左右する要素の1つですが、リーチやコンバージョンは、商品、ターゲット、配信設定にも左右されます。冒頭の異なる版を2〜3本用意し、配信の数値を見ながら調整していく方法が現実的です。






